2022年12月28日
【メガネの松山(亀岡本店)】メガネレンズの加工②
前回の続きです。
削り上がったレンズはヤゲンと言う山状の型をしています。
フレーム側のミゾにキッチリハマるようになっています。
プラスチック製のフレームだとわかりにくいので今回は金属製のフレームです。
レンズ側のヤゲンはまっすぐではなく少しカーブしています。
フレームも同じカーブに曲げないといけません。
最後に出来上がったメガネのチェックです。
レンズの歪を見る道具です。
レンズの大きさが大きかったり、フレームのカーブと合っていないとレンズが歪んでしまいます。
では、チェックしてみます。
レンズに黒い影のようなものが見えます。これが歪なのです。
全く歪がないとレンズがまわったり、外れてしまったりするのでこれぐらいならOKなのです。
歪の多い場合はレンズの真ん中の方まで影が出てます。
またレンズが大きかったのでしょう、ネジ止めの部分は強い歪が出ています。
ここまでひどいのは滅多にないですが、レンズが虹のように歪んでいます😅
先程のレンズですがもう少しだけ歪みをとっていきます。
手削り用の砥石で少しずつ手作業で削って調整します。
ほとんど歪はなくなりました😃
今年から始まりました国家検定「眼鏡作製技能士」の資格試験にこの様なレンズ加工の試験もあるんです。
もちろん資格持ってられない方でも上手な方もたくさんおられます。
でもお店選びの基準の一つとしてもいいと思います。
また、せっかくキレイに出来上がったメガネも、曲がってしまったり、使用状況によって経年変化で目に見えない歪みが出ているかもしれません。
メガネ屋さんが「レンズが傷んできてますね」って言った時は信じてあげて下さいね。
けっして新しいレンズを買ってもらおうと思って言っているのじゃない‥かな🤔
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